【8月最新・42件を分析】宇治田原町のサルは今どこ?岩山で確認続く、発信器が外れた後の見方と対処法

宇治田原町が公表した8月の位置情報を宇治田原つーしんが数えたところ、8月1日から19日までに42件の確認記録がありました。記録があったのは18日間。このうち13日は岩山の地名を含み、直近の8月17日〜19日も岩山奥浄土、岩山隠谷、岩山岨田、岩山長山で確認が続いています。

ただし、これは「42頭いた」という意味ではありません。同じ群れの移動を時間ごとに記録したものです。また、群れの追跡に使っていた発信器が7月13日に外れているため、現在の公式ページは常時追跡ではなく、目視などで確認できた時だけ更新されています。

つまり、公式一覧にその日の記録がないことと、サルが町内にいないことは同じではありません。通学、散歩、畑仕事、犬の散歩などで外へ出る前に、情報の見方と遭遇時の行動を知っておく必要があります。

この記事でわかること(30秒版)

  • 町内には、宇治田原A群約30頭と、奥山田の和束A群約5頭が生息するとされています
  • 8月1〜19日の公式記録は42件。18日間で確認され、岩山を含む日は13日でした
  • 直近8月17〜19日は、岩山奥浄土・隠谷・岨田・長山で確認されています
  • 7月13日に発信器が外れ、現在は目視確認時のみ更新されています
  • 出会ったら目を合わせず、刺激せず、距離を取り、必要なら建物へ避難します

8月17日〜19日、岩山周辺で9件

日付 時間 場所
8月19日 14:15 岩山隠谷
8月19日 14:25、15:45 岩山奥浄土
8月18日 11:00 岩山岨田
8月18日 15:15 岩山長山
8月17日 9:30、11:00 岩山奥浄土
8月17日 13:10、15:40 岩山隠谷

3日間だけで9件ありますが、同じ場所で時刻を変えて複数回記録されているため、頭数ではなく移動経路の記録として見る必要があります。直近では、奥浄土と隠谷の間を含む岩山周辺で確認が集中しています。

8月の動きを日ごとに追う

8月1日から19日までの公式一覧を、地域の移り変わりが分かるように整理しました。

  • 8月1〜4日:岩山森本、隠谷、小釜、長山、城山
  • 8月5日:立川高橋
  • 8月7日:湯屋谷下ノ塔
  • 8月8〜10日:岩山小釜、墓尾、森本
  • 8月11〜12日:荒木末江、荒木天皇
  • 8月13〜15日:岩山墓尾、僧都谷、畠田、岨田、長山、奥浄土
  • 8月16日:湯屋谷長通、湯屋谷下中畑
  • 8月17〜19日:岩山奥浄土、隠谷、岨田、長山

岩山での確認が多い一方、立川、湯屋谷、荒木にも移動しています。「先週は岩山だったから、別の地区は大丈夫」とは言い切れません。サルは日の出から日没までの明るい時間帯に活動するとされ、通学や日中の外出時間とも重なります。

町内のサルは約35頭。2つの群れと「はぐれ猿」

町は、町内に次の2群が生息していると説明しています。

  • 宇治田原A群:奥山田以外の地域を動く約30頭
  • 和束A群:奥山田周辺の約5頭

群れから離れて行動する「はぐれ猿」の情報も別に掲載されています。2026年度は岩山、荒木、湯屋谷、立川で記録があります。大きな群れだけを想定せず、1頭だけ現れる場合にも注意が必要です。

なお、和束A群について町は「令和8年4月以降の目撃情報はありません」としています。これは生息していないという意味ではなく、公式に目撃確認できた記録がないという意味です。

発信器が外れたことで、位置情報の意味が変わった

町はこれまで、群れの中の1頭に付けた発信器の電波を使い、おおまかな位置を追ったうえで目視確認し、位置情報を公表していました。しかし7月13日、発信器が外れていることが判明しました。

新しい発信器を取り付ける準備が進められていますが、取り付けが完了するまで、町は目視などで位置を確認できた際にページを更新するとしています。このため現在の一覧には、次の限界があります。

  • ページに載るのは、目視などで確認できた時だけ
  • 掲載時刻の後に別の場所へ移動している可能性がある
  • 記録がない日でも、町内のどこかにいる可能性がある
  • 最新の目撃地点と現在地が同じとは限らない

公式ページは重要な手掛かりですが、「リアルタイム地図」ではありません。最終更新日と確認時刻を必ず見てください。

サルに出会ったら、まず刺激しない

町が示している基本行動は次のとおりです。

  1. 目を合わせ続けない:サルに敵意と受け取られる可能性があります
  2. 石を投げない、大声を出さない:特に子どもは、追い払おうとして刺激しないでください
  3. 距離を取る:走って追いかけず、ゆっくり離れます
  4. 必要なら建物へ入る:近くに屋内退避できる場所があれば、安全を優先します
  5. 餌を与えない:故意の餌やりはもちろん、食べ物を見せたり置いたりしないでください

町は、子どもや女性などに対して威嚇行動を取ることがあると注意しています。小学生だけで遭遇した場合は、追い払おうとせず、近くの大人や建物へ助けを求めることが大切です。

家や畑に寄せ付けないために

サルは学習能力が高く、カボチャ、トウモロコシ、柿など甘く栄養価の高いものを好みます。一度「食べ物がある場所」と覚えると、繰り返し現れる可能性があります。

  • 犬や猫の餌を屋外に置いたままにしない
  • 収穫しない果実や不要な果樹を放置しない
  • 家庭菜園の収穫物や生ごみを外から見える場所に置かない
  • サルが家へ侵入する場合に備え、窓や出入口の戸締まりをする
  • 「かわいそうだから」と餌を与えない

1軒だけが対策しても、周囲に餌になるものが残れば群れは地域へ戻ります。集落全体で「食べ物を得られない場所」にすることが、長期的な対策になります。

で、私はどうすればいい?

  • 岩山周辺に住む人:8月17〜19日に確認が続いています。外出前に町の最新ページを確認し、屋外のペットフードや果実を片づける
  • 子どもの保護者:「目を合わせない・石を投げない・大声を出さない・建物へ逃げる」を一緒に確認する
  • 畑へ行く人:目撃地点が移動する前提で、周囲を確認してから作業を始める。収穫物を放置しない
  • 犬の散歩をする人:サルを見つけても犬を近づけない。方向を変え、十分な距離を取る
  • 公式ページを見る人:場所だけでなく、更新日と確認時刻も確認する。掲載がないことを安全の根拠にしない

連絡・問い合わせ先

宇治田原町 農林環境課 農林係
電話:0774-88-6638
ファックス:0774-88-3231

目の前で人に危害が及ぶなど緊急の場合は、警察へ連絡してください。撮影や追跡より、自分と周囲の人の安全確保を優先してください。

※目撃記録は2026年8月19日更新の町公式ページを、宇治田原つーしんが8月1〜19日分について集計・整理しました。「42件」は確認記録の数で、個体数ではありません。

情報源:宇治田原町「サルの位置情報について(令和8年4月~)」、宇治田原町「サルが出たら―野猿対策にご協力を―」

WRITER

UJITAWARA-TSUSHIN

宇治田原町の変化を、現地確認と一次情報を大切にしてお届けします。