神輿、王ノ舞、駆け馬。町最大の秋祭り「田原祭(三社祭)」を予習する

郷之口の御旅所を舞台に、御栗栖神社・大宮神社・三宮神社の三基の神輿が巡行する町最大の秋祭り。2026年の日程は掲載時点で未発表ですが、例年10月に神幸祭・前夜祭・還幸祭と続きます。

田原祭を担う三社のひとつ、御栗栖神社の朱色の鳥居と参道
田原祭を担う三社のひとつ、御栗栖神社。写真は祭礼時のものではありません/写真:Akeiro Torii(Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0)

基本情報

名称
田原祭(三社祭)
場所
宇治田原町郷之口 三社御旅所ほか

秋になると、町のあちこちに祭りの気配が戻ってきます。宇治田原町で最も大きな祭礼が、旧田原郷の三社——御栗栖神社(一ノ宮)、大宮神社、三宮神社(三ノ宮)——による「田原祭」、通称「三社祭」です。三基の神輿が郷之口の御旅所を目指し、数日にわたって町を動かします。

引っ越してきたばかりの方や、子どもと初めて見に行く方に向けて、祭りの流れを整理しました。

三つの社と、ひとつの御旅所

田原祭は、ひとつの神社の祭りではありません。旧田原郷を構成した三つの神社が、それぞれの氏子とともに動き、郷之口の御旅所という一点で合流します。「三社祭」と呼ばれるのはそのためで、町がひとつの単位として祭りを持っている、という形がそのまま残っています。

初日・神幸祭 — 三基の神輿が御旅所へ

祭りは「神幸祭(しんこうさい)」から始まります。一ノ宮・大宮・三ノ宮のそれぞれから神輿が担ぎ出され、郷之口の御旅所を目指して巡行します。神輿が通る沿道は、この日だけ町の景色が変わります。

前夜祭 — 夜店が並ぶ夜

還幸祭の前夜には前夜祭があり、飲食や縁日の屋台が出ます。子どもたちにとっては、ここが一年でいちばん楽しみな夜かもしれません。

最終日・還幸祭 — 芸能奉納と駆け馬

祭りの中心が、最終日の「還幸祭(かんこうさい)」です。御旅所前で神事のあと、芸能が奉納されます。

  • 声翁(こわおきな):翁の面をめぐる、祭りの始まりを告げる神事芸能
  • 獅子舞
  • 田楽(でんがく):田の実りを祈る、中世に広まった芸能の流れをくむもの
  • 王ノ舞(おうのまい):鼻高の面をつけ、鉾を持って舞う

そして「駆け馬(かけうま)」。馬が走り抜けたあと、三基の神輿はそれぞれの社へと帰っていきます。芸能から駆け馬、そして神輿の帰路まで、一日の流れ全体がひとつの神事になっています。

2026年の日程について

本記事の掲載時点で、2026年の正式な日程は確認できていません。近年は10月の上旬から中旬にかけて、神幸祭・前夜祭・還幸祭が数日にわたって行われています(2024年は10月10日〜13日、2025年は10月9日と12日に神幸祭・還幸祭が行われました)。

日程は各社・氏子組織の判断で決まり、天候による変更もあります。確定情報が出しだい、宇治田原つーしんでも改めてお伝えします。

見に行くときのお願い

  • 神輿の巡行路は生活道路です。駐停車の位置と、担ぎ手の動線を妨げないことに気をつけてください
  • 駆け馬は馬が走ります。柵や係の指示より前に出ないでください
  • 撮影は神事の妨げにならない範囲で。人の顔が特定できる写真をSNSへ載せる際は配慮を
  • 境内・御旅所周辺には私有地が含まれます

祭りの基本情報

名称田原祭(三社祭)
時期例年10月(2026年の日程は未発表)
場所三社御旅所(宇治田原町郷之口)、御栗栖神社・大宮神社・三宮神社
主な行事神幸祭/前夜祭(夜店)/還幸祭(声翁・獅子舞・田楽・王ノ舞・駆け馬)

※日程・内容は変更される場合があります。最新情報は各社および主催の公式発表をご確認ください。

NEWS TIP

祭りの日程が決まったら、教えてください。

氏子組織や地域の役員の方からの日程・巡行路の情報もお待ちしています。編集部が確認のうえ記事にします。

SOURCE

情報元

京都府観光連盟 公式サイト

WRITER

UJITAWARA-TSUSHIN

宇治田原町の変化を、現地確認と一次情報を大切にしてお届けします。