町の南東、奥山田の山あいにある高野山真言宗・正寿院で、2026年の「風鈴まつり」が開かれています。期間は6月1日から9月30日まで。風が通るたびに境内いっぱいの風鈴が鳴り、県外からの参拝者も多く訪れる、宇治田原の夏の風景のひとつです。
約2000個の風鈴が鳴る、夏のあいだだけの境内
風鈴まつりの期間中、境内には色とりどりの風鈴がおよそ2000個吊るされます。日本各地の風鈴が並ぶ一角もあり、産地ごとに音の高さや余韻が違うことがよく分かります。ガラス、鉄器、陶器——同じ「風鈴」でも、鳴り方はまるで別ものです。
季節で入れ替わる「花風鈴」
正寿院の風鈴まつりは、期間中ずっと同じ景色ではありません。花風鈴のトンネルは季節に合わせて花が入れ替わり、6月から7月上旬はあじさい、7月上旬から8月下旬はひまわり、9月はコスモスへと移ります。8月のいまは、ひまわりの花風鈴が見ごろです。
「一度行ったから」と思っている町内の方こそ、9月にもう一度足を運ぶと違う写真が撮れます。
猪目窓と、天井画
正寿院といえば、客殿「則天の間」のハート形の窓——猪目窓(いのめまど)が知られています。猪目は古くから日本建築に使われてきた模様で、災いを除き、福を招く意味があるとされます。同じ客殿の天井には、日本画家らが手がけた花と日本の風景の絵が並びます。
本尊とは別に、鎌倉時代の仏師・快慶の作とされる不動明王坐像を伝える寺でもあります。風鈴の音の向こうに、800年ほどの時間が積み重なっています。
風鈴の絵付け体験は予約不要
風鈴まつりの期間中だけ、風鈴に絵や文字、願いごとを書く絵付け体験ができます。2026年は予約不要で、順次受け付けとのこと。書いた風鈴は持ち帰れるので、夏休みの子どもと一緒に、という使い方もできます。
このほか、写経・写仏、腕輪数珠づくり、緑茶発祥の地らしい「お茶でお香づくり」なども受け付けています(体験は原則10日前までの予約が案内されています)。
行く前に確認したい、3つのこと
8月17日は終日拝観できません
令和8年8月17日は施餓鬼会(せがきえ)のため、終日拝観できません。お盆の帰省に合わせて訪ねる予定の方はご注意ください。
ヨガ開催日は本堂内に入れません
庭を見ながらのヨガが行われる日は、10時50分から12時30分ごろまで本堂内を拝観できません。2026年は9月6日、10月4日が予定されています。
駐車場と道幅
奥山田へ向かう道は幅が狭い区間があります。休日は参拝者の車が集中するため、地域の生活道路であることを踏まえて、譲り合っての運転をお願いします。京都京阪バスでは、京阪宇治駅・JR宇治駅から「正寿院口」まで乗車できる「宇治茶バス」の休日ダイヤが、2026年4月4日から12月6日まで運行されています。
イベント概要
| 名称 | 風鈴まつり2026 |
|---|---|
| 期間 | 2026年6月1日(月)〜9月30日(水) |
| 場所 | 正寿院(宇治田原町奥山田川上149) |
| 拝観時間 | 9:00〜16:30 ※12月1日〜3月31日は10:00〜16:00(最終受付15:45) |
| 休観日 | 8月17日(施餓鬼会のため終日) |
| 体験 | 風鈴絵付け体験(期間中・予約不要) |
| 問い合わせ | 0774-88-3601 |
※拝観料・体験料などの最新情報は、正寿院の公式発表をご確認ください。
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